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2011年06月22日

『森聞き』沖縄上映会実行委員会〜第一回委員会

真夏の真夏日の午後5時なのに涼しいこの場所、どうして。
ああ、それは末吉公園の近くだからじゃない。
あっ、そうか。
樹々の下、緑の上はとにかく涼しい。
そこが日陰ならばクーラーいらず。
そういえば屋上緑化の推進は引き続き行われているんだっけ?
猫三匹が見守る中、H家の長女Rちゃんが作ってくれた
オレンジゼリーwithヨーグルト+ストロベリーソースがけをいただきながら
スタートした一回目の会合は、沖縄らしく、世間話や近況報告や世の中の最近のことなど
四方山話に時折、脱線しながらも、さすが、いい大人の集まりだからか、
話すべきことをきちんと話し、一定の成果を挙げることができました。
これもたぶん場のお陰、森のお陰。
末吉の森に感謝です。
それでみなさまにお願いです。議事録を読んでいただき、
もし何か触れるものがあれば是非実行委員のお一人になってください。
実行委員の役割については今度の実行委員会で議題にします。



『森聞き』沖縄上映会実行委員会〜第一回委員会



『森聞き』沖縄上映会実行委員会〜第一回委員会議事録 



【開催日時】2011/6/21/17:00〜18:33
【場所】てぃ〜だの家(那覇市首里大名町)
【出席者】張本文昭さん、古我知毅さん、H家の小3の長女、福田展也
【オブザーバー参加】MHさん
【欠席】DYさん、黒川真也さん、黒川祐子さん

【議題】

1)開催場所
2)開催時期
3)ターゲット
4)実行のしくみ
5)ミッション
6)沖縄ならではのプラスα


【決定事項(案)】

1)ターゲット

幅広い年代を想定するがメインターゲットとしては高校生を想定。
→映画は100人の高校生がかつては当たり前だったはずの日本の中の異文化に触れ、
かけがえのない経験や人との関わりを体験する「聞き書き甲子園」の「森」編を追ったもの。
森で生きる木こりやマタギなどを生業とする異世代の大人との暮らしを通じて
得られた異文化体験を伝えるものなので、沖縄の高校生に是非観てほしい。

『第十回聞き書き甲子園』オフィシャルサイト
http://www.foxfire-japan.com/

映画の趣旨の抜粋です。

『 日本人は古くから、森・川・海の自然を守り育て、その恵みを得る中で、自然と共生し、持続的に暮らす知恵や技を培ってきました。森で木の実やキノコ、山菜、動物をとり、海や川で魚や貝をとる。木を使って暮らしの道具をつくり、炭や薪の燃料にする。草や木の繊維から糸を紡ぎ、布を織る。落ち葉をかいて田畑の肥料にする――。自然の成長量の中で、その恵みを活かしながら、日本人は日々の暮らしをつくってきました。
 私たちは、森や海、川と共に生きてきた伝統的な暮らしの中に、これからの持続可能な社会を考えるヒントがあるのではないかと考え、全国の高校生の皆さんに呼びかけて、「聞き書き甲子園」をはじめました。高校生は、造林手、炭焼き職人、木地師、漁師、海女など、自然と関わるさまざまな職種の“名人”を訪ね、一対一で「聞き書き」をします。
「聞き書き」とは、話し手の言葉を録音し、一字一句すべてを書き起こして、文章にまとめる手法です。仕上がった文章からは、話し手の語り口や人柄が浮かび上がります。この「聞き書き」を通して、参加高校生は名人の持つ知恵や技、その生きざまやものの考え方を学び、受けとめます。』




2)開催場所

キリスト教学院大学のチャペル
→収容人数は150人以上(1F+階段スペース)
→チャペルだけに雰囲気は抜群。



3)開催時期

2011年秋(9月〜11月)
→中間テストに重ならない時期
→週末二日間(土曜は終日、日曜は午後の紅茶以降)
*たくさんの高校生に来てほしいからの時期設定です。



4)ミッション

「忘れられつつある沖縄の暮らし方や生き方をすべての世代で共有して、将来世代に手渡し続けたい」
それがこの上映会のミッションです。たとえば沖縄を訪れる多くの人の心を鷲掴みにしてきたもの。たとえば
県外へ巣立って行った若者が電車の窓から眺める風景の向こう側に寂しさを感じる時に支えとなるもの。
それらは残念ながら、ゆっくりとこの島から失われつつあると言われています。
そのような沖縄の財産をいまあらためて掘り起こし、世界を照らす光にしたい。そういう思いがはじまりです。

別の言葉でいいかえればこんな感じになるでしょう....
沖縄の一番の財産であるおじい、おばあの暮らし方はすなわち自然や伝統を
友とする生き方であり、沖縄ブームの根幹をなしてきました。音楽や踊り、伝統芸能などが脚光を浴びがちですが、
それらのすべてがルーツとしてもっている遺伝子といえるのが「沖縄的な暮らし方」だと思います。
文化産業、観光産業、製造業、感性産業といった産業界や教育界、あるいは美術工芸の世界でも、沖縄らしさの再構築が言われていますが、そのヒントは東京やパリやニューヨークといった沖縄の外にあるのではなくわたしたちの内面に隠されていることをこの映画の上映を通じてみなさんと共有できれば幸いです。らしさは見た目ではなく、本質です。そして人の本質を象るのは人の暮らし方以外にあり得ない。そういう視点をもってあらためて沖縄を俯瞰するすことが沖縄らしさ=沖縄の強みの再構築
にも光を投げかけるものだと信じています。




5)実行のしくみ

上映会を支えるのは個人の集まりである実行委員会と企業やNPOなどの賛助団体です。
実行委員の中から運営委員会のような実行組織をつくり映画上映と沖縄ならではのプラスαを企画実行していきます。



6)沖縄ならではのプラスα

異世代交流と財産の共有がミッションであるため、各世代ごとに実行委員を募集し、世代ごとにグループを形成。
グループ内、あるいはグループ間でワークショップを行いながら、上映会の日などに併催する企画をプランし、
実行していきます。世代ごとのグループは例えば、高校生、大学生、20〜30代、40代以上。

企画のコンセプトは「忘れられつつある財産を掘り起こして将来に伝えて行くこと」。
業業、農業、工芸、ファッション、建築、音楽、芸能など幅広いジャンルから具体的なモチーフを探し出して
「世代ごとのグループ」みんなで決めた手法で発表していきます。
手法の候補としては、記録映画、出版物、トークショー、ビジュアルプレゼンテーション(視覚化=絵を描く)、ステージイベントなどが挙げられます。

各世代の実行委員の募集には行政や企業、NPO、学校などあらゆる団体のサポートが必要です。



7)その他

次回の実行委員会の開催時期については協議するのを忘れてしましましました。ごめんなさい。

以上



2011年6月22日 『森聞き』沖縄上映会実行委員会(仮称)
文責:福田展也





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Posted by 楽しい亜熱帯 at 13:43│Comments(4)film
この記事へのコメント
こんばんは。はじめてコメントします。
この「森聞き」、まだ見ていませんが、映画を見た知人が絶賛してましたし、「ひめゆり」、の柴田さんがとったのであれば、魂のこもったものだと思います。この映画、とても見たいと感じています。
ところで、議事録読ませていただきました。これだけのことを実現するとなるとものすごいエネルギーがいるなあ、というのが率直なところです。
この映画の、どこに、福田展也さんはインスパイア?されたのか?次回の集まりで改めてきければとおもっています。次回の日程が決まりましたら早めに告知お願いします。
長文すみません。
Posted by DY? at 2011年06月22日 20:59
DYさん、こんばんは。

この映画のどこにぼくがインスパイアされたのか?
DYさんらしいストレートな質問ですね。

次の実行委員会と言わず直接聞いてくださればお答えしますよ。
なんて意地悪は言いません。上の本文にも書かれてますから。

4)ミッションのグレイの部分がぼくはがこの映画を
上映する一人になりたいと思った理由です。

沖縄に自分を移住させた魅力というか魔力と言うか、
しばらく忘れていたその力をこの映画を知った時に感じたからです。
沖縄に住みたいと思うようになった自分の原点に、この映画を通して、
再会したい。それが理由です。

そして、このままでは、過去から引き継がれていた沖縄の魅力の
少なからぬ部分が、日本の外の地域、里山や、森の暮らしと
同じように時代の波にかき消されていくのがもったいないと
いう思いを、移住してからずっと心の隅に置いてきたからです。

こんな感じでいいでしょうか?
それではまた近いうちに。
Posted by 楽しい亜熱帯楽しい亜熱帯 at 2011年06月22日 22:37
お返事ありがとうございました。
オッケーです。
実行委員会、参加します。
Posted by DY。 at 2011年06月22日 23:33
大歓迎だよ、アグーの大ちゃん。
Posted by 楽しい亜熱帯楽しい亜熱帯 at 2011年06月23日 09:36
 
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