2011年08月07日
今どきの若者〜35歳の原点 #7
ひと昔前の自分と向き合うのは気恥ずかしい。
それが自分で書いた文章を通してであるならなおさらのこと。
今日から始まる、シリーズ『35歳の原点』は、2003年の夏から冬にかけて琉球新報の
「落ち穂」に連載した、沖縄移住者のエッセーです。
いまから振り返っても人生最大の奈落の底から這い上がり、這い上がるのにちょっと疲れて
また埋没し、再び陽のあたる世界に戻るきっかけになった僕にとって思い入れの深いエッセーがこのシリーズ。
多分にセンチメンタルで、「オイオイいい加減にしろよ、おまえ35だろ!」って言われそうなくらいの青臭い
ロマンティズムが充満していますから、人によっては吐き気を催すかも知れません。
なので、青臭いのが苦手な方は素通りしたほうがいいでしょう。
どうしてもという方は是非お読み下さい。

画像:中学生アイドル、藤波心さん。14歳。脱原発のジャンヌルク。
マスコミがまだ原発問題を黙殺してた頃、アイドルにもかかわらず仕事の舞台であるテレビ
や新聞をはじめとするマスメディアの報道姿勢を歯に衣着せず批判した。
「中学生なのに偉いね」と言うおとなんが物凄く小さく見えるほど、
彼女は課題の発見能力に全力を注ぎ、見つけた課題を世に問うために努力を惜しまなかった。
彼女の自著:『間違ってますか? 私だけですか? 14才のココロ 』http://t.co/fLQM3nx
彼女のブログ:http://ameblo.jp/cocoro2008/entry-10839026826.html
「今どきの若者」
「バブル崩壊以前の経済繁栄を今一度!」だとか、「髪の毛が茶色いと心も茶色くなるのかねえ?」やら、いろいろな人が、趣向をこらして、日本の行く末を案じている。たとえ文化や歴史の背景が違っていても、多くの日本人にとって「癒しの島」である沖縄の行く末は、ひょっとしたら日本で一番の関心事、かも知れない。
先日、長野県から、とてもとても有名な知事がやって来た。講演会はとても盛況だったそうである。同じ日に、東京からは知る人ぞ知る、知ってる人しか知らない、片岡勝氏と奥谷京子氏が沖縄の若者にはっぱをかけにやって来た。普通の銀行では相手にされない、お金も実績も「社会的な信用」もないただの市民に、無担保で事業資金を融資する「市民バンク」の設立者である片岡氏、姉妹組織の「女性のための世界銀行(WWB)日本支部」の奥谷氏。
これまでの行政や企業サービスの網の目からもれてき続けた目に見えにくい、ちりやあくたは、いつの間にかつもり続け、ある日目を醒ますと、日本社会の基礎をぐらつかせるまでになっていた。それらを「掃除」する「問題解決型」事業を支援してきた片岡氏は、行政や伝統ある一流企業を愉快なまでに批判して辞さなかった。評論家ではなく、実際に一から切り開いてきた実践者の言葉だから気持がよい。そして、両氏を講師に招いたのは那覇市の市民活動課が運営する那覇市NPO活動支援センターであった。実務で動いたのは、彼らを沖縄に招いたのは那覇市から業務委託を受けている沖縄リサイクル運動市民の会ではあるが、講師の歯に衣を着せぬ発言を笑顔で受けとめていた担当室長。この組み合わせがまた、小気味がよかった。
沖縄の若者が沖縄で、沖縄のために、そして彼ら自身の理想に誠実に働ける機会がないか、と考えてきた「若者」が役所と知る人ぞ知る「有名」人を動かして実現した二日間の講座。参加していた今どきの、沖縄の若者たちを眺めていたら平敷屋のエイサーを思い出した。論より実行。うーん、耳が痛い!。
それが自分で書いた文章を通してであるならなおさらのこと。
今日から始まる、シリーズ『35歳の原点』は、2003年の夏から冬にかけて琉球新報の
「落ち穂」に連載した、沖縄移住者のエッセーです。
いまから振り返っても人生最大の奈落の底から這い上がり、這い上がるのにちょっと疲れて
また埋没し、再び陽のあたる世界に戻るきっかけになった僕にとって思い入れの深いエッセーがこのシリーズ。
多分にセンチメンタルで、「オイオイいい加減にしろよ、おまえ35だろ!」って言われそうなくらいの青臭い
ロマンティズムが充満していますから、人によっては吐き気を催すかも知れません。
なので、青臭いのが苦手な方は素通りしたほうがいいでしょう。
どうしてもという方は是非お読み下さい。

画像:中学生アイドル、藤波心さん。14歳。脱原発のジャンヌルク。
マスコミがまだ原発問題を黙殺してた頃、アイドルにもかかわらず仕事の舞台であるテレビ
や新聞をはじめとするマスメディアの報道姿勢を歯に衣着せず批判した。
「中学生なのに偉いね」と言うおとなんが物凄く小さく見えるほど、
彼女は課題の発見能力に全力を注ぎ、見つけた課題を世に問うために努力を惜しまなかった。
彼女の自著:『間違ってますか? 私だけですか? 14才のココロ 』http://t.co/fLQM3nx
彼女のブログ:http://ameblo.jp/cocoro2008/entry-10839026826.html
「今どきの若者」
「バブル崩壊以前の経済繁栄を今一度!」だとか、「髪の毛が茶色いと心も茶色くなるのかねえ?」やら、いろいろな人が、趣向をこらして、日本の行く末を案じている。たとえ文化や歴史の背景が違っていても、多くの日本人にとって「癒しの島」である沖縄の行く末は、ひょっとしたら日本で一番の関心事、かも知れない。
先日、長野県から、とてもとても有名な知事がやって来た。講演会はとても盛況だったそうである。同じ日に、東京からは知る人ぞ知る、知ってる人しか知らない、片岡勝氏と奥谷京子氏が沖縄の若者にはっぱをかけにやって来た。普通の銀行では相手にされない、お金も実績も「社会的な信用」もないただの市民に、無担保で事業資金を融資する「市民バンク」の設立者である片岡氏、姉妹組織の「女性のための世界銀行(WWB)日本支部」の奥谷氏。
これまでの行政や企業サービスの網の目からもれてき続けた目に見えにくい、ちりやあくたは、いつの間にかつもり続け、ある日目を醒ますと、日本社会の基礎をぐらつかせるまでになっていた。それらを「掃除」する「問題解決型」事業を支援してきた片岡氏は、行政や伝統ある一流企業を愉快なまでに批判して辞さなかった。評論家ではなく、実際に一から切り開いてきた実践者の言葉だから気持がよい。そして、両氏を講師に招いたのは那覇市の市民活動課が運営する那覇市NPO活動支援センターであった。実務で動いたのは、彼らを沖縄に招いたのは那覇市から業務委託を受けている沖縄リサイクル運動市民の会ではあるが、講師の歯に衣を着せぬ発言を笑顔で受けとめていた担当室長。この組み合わせがまた、小気味がよかった。
沖縄の若者が沖縄で、沖縄のために、そして彼ら自身の理想に誠実に働ける機会がないか、と考えてきた「若者」が役所と知る人ぞ知る「有名」人を動かして実現した二日間の講座。参加していた今どきの、沖縄の若者たちを眺めていたら平敷屋のエイサーを思い出した。論より実行。うーん、耳が痛い!。
Posted by 楽しい亜熱帯 at 06:34│Comments(0)
│35歳の原点